2007年6月10日日曜日

オルフェ

今日はジャン・コクトーの「オルフェ」を観ました。
1949年の映画で今から58年前・・・
昭和24年で皇紀2609年。
出来事としては人道面に関する戦争法一般の立法化、
ジュネーヴ諸条約締結。第二次世界大戦終結より4年後。

ギリシャ神話のオルフェウス伝説を元に
コクトーが「双頭の鷲」同様原作・脚本・監督した作品。
お話は不思議な余韻に満ちたばけもん万歳系。
(そんなこと思うのは私だけかもしれません)
実におんばけ好みでした。
古典的な特殊効果も面白い。
モノトーンの濃淡が美しい。
異界演出の照明技が上手い。

この世とあの世をうろうろする詩人より、
王女の凛とした姿と行動が素晴らしい。
変に現実臭いあの世人な王女僕たちや裁判官たち。
「美女と野獣」同様に俗世を越えた冥界衆たちが
生き生きしているのはいいものです。


2007年6月9日土曜日

間諜最後の日

今日はヒッチコックの「間諜最後の日」を観ました。
1935年の作品で今から72年前の作品・・・
昭和10年で皇紀2595年。
出来事としては美濃部達吉が天皇機関説のため、
不敬罪で告発される。
ドイツで純血保護法とドイツ国公民法が制定。

第一次大戦中の1916年。
英国の小説家で陸軍大尉の主人公。
彼は死亡したことにされる。
情報将校Rは彼を間諜として召還、新しい名を与える。
主人公の任務はスイスに暗躍する敵国間諜の抹殺。

英国文豪モームの短編が原作の間諜ミステリー。

ピーター・ローレが出ていたのが良かった。
教会での死体発見シーン、
望遠鏡越しに山で抹殺シーンなど
面白いカットはいろいろありました。
見せ方は上手いです。

2007年6月8日金曜日

スキマの国新作

前に9話で終わって再放送していた
プチプチアニメの「スキマの国のポルタ」
昨日、ぼんやり観たら新作の10話でした。
来週は10話の再放送。再来週はこれまた新作11話。
(3週間目は11話の再放送)

9話は初期型だったアッチェルも後期型に戻っていました(残念)
ジャガジャガさんも楽しかったし、
タコ王様もなかなか美味しいトコ持っていってました。






恐怖の報酬

今日はフランス映画「恐怖の報酬」を観ました。

1953年の作品で今から54年前・・・
昭和28年で皇紀2613年。
出来事としては日本初のテレビジョン本放送開始。

中米の油田で火災が発生。
火を消すために大量のニトロを山道運搬する。
食い詰めた流れ者たちが高額の報奨金目当てに危険な仕事に挑む物語。

訳ありで流れついた男たちの個性やうらぶれた町の姿。
ぼろトラックでの危険な道中。
クールだけど熱い。実に男のメルヘンです。

DVDの解説にもありましたが、
後のアメーリカ映画に影響与えています。
6、70年代の男臭いアクション映画。
これはその元ネタの一つでしょう。
一番最初のルパン三世が好きな人にもおすすめ。
同じにおいがします。

 

2007年6月5日火曜日

双頭の鷲

ジャン・コクトー原作・監督の絢爛豪華な時代劇、
「双頭の鷲」を観ました。
1947年の作品で今から60年前・・・
昭和22年で皇紀2607年。
出来事としては日本国憲法施行。
チャック・イェーガーが『ベルX-1』が音速を突破。

愛する国王を暗殺されて以来喪に服す王妃と
彼女の暗殺の命を受けた無政府主義の詩人。
彼の顔は亡くなった国王に瓜二つ。
そんな二人に愛が芽生えるのだけど・・・という、
とっても宝塚な美男美女の恋愛ドラマ。

ごつい兄ちゃんジャン・マレーの方は擱いといて(笑)
拳銃の名手で武人な王妃の立ち振る舞いはかっこいい。
惚れ惚れします。
姿勢がいいのは見ていて気持ちがよいものです。
歌舞伎にも近いですね。
道理より愛を選ぶ心中物。
すまじきものは宮仕えな時代物。
この二つが巧みに合わさってます。

そんな事いうのは私だけでしょうけど。

豪勢な色に惑わされること無く物語を鑑賞できました。
物語を味わうにはモノクロで古いものは判りやすいです。


2007年6月4日月曜日

三十九夜

ヒッチコックの「39夜」を観ました。
1935年の作品で今から72年前・・・
昭和10年で皇紀2595年。
出来事としてはドイツの再軍備、イタリアのエチオピア侵攻。
日本の軍艦が台風で大打撃を受ける。
そんな時代のスパイ映画。
浜村淳の生まれた年でもあります。

謎のスパイ戦に偶然巻き込まれた主人公。
「39夜」という謎の言葉を残し、女は殺される。
男は殺人犯の濡れ衣を着せられて、
官憲や敵に追われながら謎を追いかける・・・

危機に次ぐ危機、その切り返しの技が見事。
無駄な時間やシーンの少ない引き締まった構成。
最後のシーンも見事。

 

2007年5月30日水曜日

スイング・ホテル

今日は「スイング・ホテル」を観ました。
ビング・クロスビーとフレッド・アステアのミュージカル。
クロスビーの歌う主題歌「ホワイトクリスマス」は後にまで流れ続けることになる。

1942年の作品で今から65年前・・・
昭和17年で皇紀2602年。
出来事としては
角川映画の前身の大日本映画製作株式会社、要は「大映」の設立。
ミッドウェー海戦。

お話は肩のこらないコメディ。
二人の男性が三角関係でどたばたする。
戦時下だけにこれくらいがちょうどいいのかも。
ジャズも入っていて個人的に満足。
クロスビーとアステアのダンスと歌は上手いですね~

ジーン・ケリーの派手なアクションがすきですが、歌はこっちが上手に思います。
劇中「ハリウッドで撮影」するシーンで
前半に使ったセットをそのまま使っていたのも楽しい。
クレージー・キャッツ映画やマサラ・ムービーの先祖です。

戦争が始まる前と最中は陽気で楽しいものがもてはやされます。
平和だと陰鬱でモノを考えすぎるものが好かれます。
たとえば大正・昭和初期、そして現在です。
平和の時をかみしめてゆきましょう、いまのうちに。

レベッカ

ワンコイン映画、ヒッチコックその2は「レベッカ」
1940年の作品で今から67年前・・・
昭和15年で皇紀2600年。
出来事としては映画「風と共に去りぬ」で
黒人初のアカデミー賞受賞者誕生。
(あ、これ忘れていた・・・)
新作神楽舞「浦安の舞」が全国の神社で奉納。

話の練り具合、物語の緩急・どってんばってんが実に面白い。
撮影の技もすばらしい。

昔観たかもしれないが目線が変わっているから実に新鮮。
ヒッチコック作品も見てゆこう、と決めました。

余談だけどこの頃のオリビエって、上記の「風と共に去りぬ」のヒロインと付き合ってた頃でしたね?

風と共に去りぬ

レベッカの記事書いていて思い出しました。
「風と共に去りぬ」も観ていました。
1939年の作品で今から68年前・・・
昭和14年で皇紀2599年。
出来事としてはアル・カポネが釈放。
国際連盟がソ連を除名。

・・・長い映画です。
あの「ライトスタッフ」や「史上最大の作戦」、
「ガンジー」よりも長い220分。
けれどもお話が魅力的なので、
観出したら気になりません。

戦争に負けた南部の地で強くたくましく
華麗でしたたかに戦い続けるヒロインの姿は素晴らしい。

思い出しながら書いていると些細な不安におびえる
自分の器の小ささをしみじみ感じました。

 

2007年5月27日日曜日

ファンタジア

今日は一日こもってDVDばかり観ていました。
で、今日最後はディズニーのアニメ「ファンタジア」

1940年の作品。今から67年前。
昭和15年で皇紀2600年。
出来事としては零式艦上戦闘機の正式採用。
ダンスホールの閉鎖。

音楽を元に作られたある意味「大人向きのアニメ」
お子様に見せたときにはミッキーのシーン以外興味をしめしませんでした。
絵もかなり色っぽいものも可愛いものも愉快なものもあります。
妖しい踊りの熱帯魚に人馬兵の娘。
カバやワニ、ダチョウのバレーダンサー。
ちびペガサス。水汲みホウキ。
デビルマンの元ネタな禿山の悪魔と眷属たち・・・
実はよく繰り返し観ています。

 

ダンボ

今日はもう1本。「ダンボ」
物心付いてから一度もまともに観てなかったので。
1941年の作品ということで今から66年前・・・

昭和16年で皇紀2601年。
出来事としては日本の潜水艦がハリウッドに現れて、
大観覧車を上から落とされたといううわさ(笑)
1941
(ダンボ観てるし・・・)

酒に酔ってピンクのゾウが踊るものや、
カラスの歌など映像的に楽しいものが多い。

いじめられても笑いものにされても
友達の機転でめでたしになる。
ダンボもティモシーもカラスもかわいい。

サーカス団の列車イメージは後年国産アニメにも影響を及ぼしています。
パンダコパンダ&パンダコパンダ雨ふりサーカス
具体的にはこれ、とか。

 

バルカン超特急

今日はミュージカルではなくミステリー。
「バルカン超特急」を観ました。
38年の作品で今から68年前・・・
1938年というと昭和13年で皇紀2598年。
出来事としてはフォルクスワーゲン・ビートルが発表。

走る特急列車内での失踪ミステリーであり、
サスペンスにアクションもありという贅沢な娯楽作。
登場人物たちの演出もまた凝っていて、
ユーモアや嫌味ではないリアリティを出している。
名物に美味いものなし、といわれるが、
名作にはすごいと思わせるポイントが多いですね。


列車や冒頭の駅、ホテルなどのミニチュアがかわいい。

 

2007年3月12日月曜日

なんじゃもんじゃおばけ

今朝のプチプチアニメは
「なんじゃもんじゃおばけ」。

元気な狐とおばけのかわいい筆絵アニメ。
キャラクターやモノクロの画面が好みでした。
優しいタッチの線画が魅力的。

2007年3月9日金曜日

ポルタ深夜放送

昨日はカペリーとをやっていた
木曜深夜のプチプチアニメ連続放送。
「スキマの国のポルタ」もいよいよ登場です。

日時:
15日木曜 午前00:00~00:30分
1話~3話と最新6話、7話の5本。

見逃した方や一気に見たい方はこのチャンスにどぞ。

2007年3月8日木曜日

ギンペンさんのボール遊び

今朝の「スキマの国のポルタ」は新作で8話。
今回はロバロバ活躍。
氷の世界で背景をガラット変えて見せてくれます。

アッチェルが始めてお騒がせキャラに…
あの子はせっかちだけど、うっかりするようなキャラでなかったのに。
これでは普通のアニメみたいに思います。
うーん、圧力なのかな、作り易いからなのかな…

むかむかアッチェルの方がのんびりポルタと緩急差がついて良いのに。

2007年3月1日木曜日

ポルタ7話(再放送)

今日のスキマの国のポルタは7話の再放送。
改めて観ると
「ロックさん」のごっついキャラがなかなか良い。
喜怒哀楽をとりあえず全部出している。
(怒はハードな演奏と仮定して)

やっぱり、
動きに一皮向けたような進化を感じます。


来週は番組表では「8話」と新作とある。
・・・ホントだよね、
1話からの再放送とか違う番組じゃないよね。
期待してます~

2007年2月24日土曜日

3月もポルタ新作?

NHK教育のプチプチアニメ「スキマの国のポルタ」
2月は新作6・7話がありました。
来月の番組予定表を見ると3月も8・9話と新作が!!!

今回の6・7話、
ちょっとアッチェルが普通のキャラっぽくなったのは
個人的にアレだったりしましたが、
いつもと違うスタイルの演出や
横の動きを重視した疾走感が特徴的でした。
新しい試みを見れるのはうれしいですし、
大いに刺激になります。

来月も楽しみにいたしましょう。

2007年2月23日金曜日

小さき勇者たち~ガメラ~ 視聴

この映画、個人的には
「流れに掉さす」作品なので気に入ってます。
家族向け娯楽映画であり、男親にもおすすめ。
子供を信じる勇気も描かれています。

ガメラが好き、特に平成3部作が好きな方には
あの造形がお気に召さない方も多いみたいです。
あんな目がくりくりしてるのはガメラじゃないと。
でも、こう思うとどうでしょう。
「あれはミニラだった」と。
ミニラと考えればあの造形も許せるのでは。

ミニラが親(ガッジラ)の助けも借りず、
成人の儀式たる悪獣退治を終える話と見れば
最後の台詞も生きてきます。

平成3部作はガメラという古い皮袋に
見た目のリアリティを増したアニメ脚本という
新しい酒をいれたものと仮定します。、
今回のものは未成人怪獣トトという新しい皮袋に
成長物語という王道な古い酒を入れたと考えることが出来ます。

現代では資金や興業の面で不可能な

『新しい怪獣物』

を作れる可能性を匂わせてくれました。



でも、興業的には振るわなかったと聞きます。
このような新しいモノを作る試み、
特に怪獣物はしばらく行われないでしょう。
残念であります。

 

2007年2月15日木曜日

やっぱり新作?ポルタ6話

今週のプチプチアニメ「スキマの国のポルタ」は
先週のネタ「6話」の再放送。

もう一度見ているとかなりぶっとんだお話。
動きもかなり立体的。

好きな人で見逃した方は夕方4時15分からチェック。
(または次の再放送で)

来週22日はいよいよ「7話」!!!
とても楽しみ楽しみ。

2007年1月7日日曜日

美女と野獣

今日は作り物せずに買ってきたDVDを観ていました。

タイトルは「美女と野獣」
ジャン・コクトー監督のワンコインDVD。
1946年の作品で今から61年前・・・
昭和21年で皇紀2606年。
出来事としては「新日本建設に関する詔書」いわゆる「人間宣言」の発布。


ライオン丸のような愛嬌ある野獣。
蝋燭立てや鏡台などに役者を使う独創的なアイデアが素晴らしい。
最後の野獣イケメン変身も面白いやり方で良かった。
あのイケメン顔は元々悪い兄ちゃんのもので、
兄ちゃんが禁を破ったので姿を野獣と交換したから。
でずにーさんのにも出ていた変な兄ちゃん。
あれは何しに出てきたのかよく判らないものでしたが、
この映画ではちゃんと意味を持っていました。

ちなみに野獣は寂しくなると死んじゃうキャラ。
私はコクトー作品のほうが好感が持てます。