2007年5月30日水曜日

スイング・ホテル

今日は「スイング・ホテル」を観ました。
ビング・クロスビーとフレッド・アステアのミュージカル。
クロスビーの歌う主題歌「ホワイトクリスマス」は後にまで流れ続けることになる。

1942年の作品で今から65年前・・・
昭和17年で皇紀2602年。
出来事としては
角川映画の前身の大日本映画製作株式会社、要は「大映」の設立。
ミッドウェー海戦。

お話は肩のこらないコメディ。
二人の男性が三角関係でどたばたする。
戦時下だけにこれくらいがちょうどいいのかも。
ジャズも入っていて個人的に満足。
クロスビーとアステアのダンスと歌は上手いですね~

ジーン・ケリーの派手なアクションがすきですが、歌はこっちが上手に思います。
劇中「ハリウッドで撮影」するシーンで
前半に使ったセットをそのまま使っていたのも楽しい。
クレージー・キャッツ映画やマサラ・ムービーの先祖です。

戦争が始まる前と最中は陽気で楽しいものがもてはやされます。
平和だと陰鬱でモノを考えすぎるものが好かれます。
たとえば大正・昭和初期、そして現在です。
平和の時をかみしめてゆきましょう、いまのうちに。

レベッカ

ワンコイン映画、ヒッチコックその2は「レベッカ
1940年の作品で今から67年前・・・
昭和15年で皇紀2600年。
出来事としては映画「風と共に去りぬ」で
黒人初のアカデミー賞受賞者誕生。
(あ、これ忘れていた・・・)
新作神楽舞「浦安の舞」が全国の神社で奉納。

話の練り具合、物語の緩急・どってんばってんが実に面白い。
撮影の技もすばらしい。

昔観たかもしれないが目線が変わっているから実に新鮮。
ヒッチコック作品も見てゆこう、と決めました。

余談だけどこの頃のオリビエって、上記の「風と共に去りぬ」のヒロインと付き合ってた頃でしたね?

風と共に去りぬ

レベッカの記事書いていて思い出しました。
風と共に去りぬ」も観ていました。
1939年の作品で今から68年前・・・
昭和14年で皇紀2599年。
出来事としてはアル・カポネが釈放。
国際連盟がソ連を除名。

・・・長い映画です。
あの「ライトスタッフ」や「史上最大の作戦」、
「ガンジー」よりも長い220分。
けれどもお話が魅力的なので、
観出したら気になりません。

戦争に負けた南部の地で強くたくましく
華麗でしたたかに戦い続けるヒロインの姿は素晴らしい。

思い出しながら書いていると些細な不安におびえる
自分の器の小ささをしみじみ感じました。

 

2007年5月27日日曜日

ファンタジア

今日は一日こもってDVDばかり観ていました。
で、今日最後はディズニーのアニメ「ファンタジア」

1940年の作品。今から67年前。
昭和15年で皇紀2600年。
出来事としては零式艦上戦闘機の正式採用。
ダンスホールの閉鎖。

音楽を元に作られたある意味「大人向きのアニメ」
お子様に見せたときにはミッキーのシーン以外興味をしめしませんでした。
絵もかなり色っぽいものも可愛いものも愉快なものもあります。
妖しい踊りの熱帯魚に人馬兵の娘。
カバやワニ、ダチョウのバレーダンサー。
ちびペガサス。水汲みホウキ。
デビルマンの元ネタな禿山の悪魔と眷属たち・・・
実はよく繰り返し観ています。

 

ダンボ

今日はもう1本。「ダンボ
物心付いてから一度もまともに観てなかったので。
1941年の作品ということで今から66年前・・・

昭和16年で皇紀2601年。
出来事としては日本の潜水艦がハリウッドに現れて、
大観覧車を上から落とされたといううわさ(笑)
1941
(ダンボ観てるし・・・)

酒に酔ってピンクのゾウが踊るものや、
カラスの歌など映像的に楽しいものが多い。

いじめられても笑いものにされても
友達の機転でめでたしになる。
ダンボもティモシーもカラスもかわいい。

サーカス団の列車イメージは後年国産アニメにも影響を及ぼしています。
パンダコパンダ&パンダコパンダ雨ふりサーカス
具体的にはこれ、とか。

 

バルカン超特急

今日はミュージカルではなくミステリー。
バルカン超特急」を観ました。
38年の作品で今から68年前・・・
1938年というと昭和13年で皇紀2598年。
出来事としてはフォルクスワーゲン・ビートルが発表。

走る特急列車内での失踪ミステリーであり、
サスペンスにアクションもありという贅沢な娯楽作。
登場人物たちの演出もまた凝っていて、
ユーモアや嫌味ではないリアリティを出している。
名物に美味いものなし、といわれるが、
名作にはすごいと思わせるポイントが多いですね。


列車や冒頭の駅、ホテルなどのミニチュアがかわいい。