2011年1月20日木曜日

「アイデアの作り方」 古典だけど親近感のある部分もありました

「アイデアの作り方」ジェームス W.ヤング著 
帯に付いていたキャッチコピーは「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」
ツイッターで紹介されていた本で、おもしろそうだなー、と
通販のページでブックマークしていたのをついでの買い物があり購入しました。



ページは確かに少ないけど、本の作りはしっかりしていました。
通勤カバン代わりのナップサックにほおり込んでも安心。
内容は「アイデアはこういう法則で生まれる」というもの。
面白く読破しました。

本自体は88年に刊行されたもの。
その時点で既に「古典」と称されているので
「何を今更」と言う話が多いのかな、と思っていました。
ところが自分の体験と重なるところもあり「なるほど」とうなずくことも。

その昔、私は友人から
「よい案が浮かばないときにはじっくり考えてから寝るといい。
 朝にもう一度考えるとその答えが出てくる」というのを聞いていました。
で、それが本当であることを何度も実感しました。
(大したことで悩んでいないからかもしれませんがw)

この本では「わかったぞ」という瞬間はそんな感じで起こるとあり、
その下準備を綿密にすることが自分の意志でできるのでがんばれwという内容。
解説ではさらに進んで意志の元で練り上げることを勧めていました。

ネットもパソコンも無い時代の文章なので当節のご時世からすれば
具体的な指南が古臭くはなっています。
それが幸いして、『目先の言の葉を追わず、本質を見る』ことが必要になるので
頭の体操としても有効です。
「要するに、こうなるのがゴール」がわかっているのだから、
当節の溢れんばかりの情報の波と向き合う指針ともなります。

新しいアイデアを求められる様々なジャンルに通じる概念を示した本で、
シンプルな基礎構造(私的にもシンプルなことはすばらしいこと)は
発想することの原点に立ち返らせてくれます。
帯のコピー、「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」は伊達ではありませんでした♪


蛇足ですが、数年前から頭を鍛えようと、
個人的に三色ボールペンを使った情報整理の癖をつけていました。


この本の説明でも無意識の概念が出てきていて、
「あ、この本の元ネタの1つにたどりついたか」という思いもありましたw
この方法、とても私にとっては有意義なものになりました。
1つだけ癖にしたためにデメリットがありました。
・・・電子手帳が使えなくなった事ですwww
アナログの方が速くなってしまったので。

おかげさまで、周りはみんなアイホンなのに1人リフィル使っています。