2007年8月30日木曜日

河童のクゥと夏休み感想

妖怪が出てくるので観ました
・・・というより、たまたま人に観に行こうといわれたので。
しんちゃん劇場版に興味もなかった私一人ではスルーしていたかもしれません。

判っていても楽しめる、水戸黄門の印籠のような脚本の構成の上手さ。
人間の良きところと悪しきところをバランス良く出してゆき、かなり生々しさを取り入れていた演出。
「色々と嫌な事もあるけど生きてゆこうよ」というテーマの1つが印象的でした。
主人公の父親や犬など「おやじキャラ」が決めるところを決めたりといい味を出していました。

妖怪度は低めです。
人間たちの「島国根性」(世界的に皆そうなっているので死語になったのかな)と
「仲間意識」の善悪双方を見せてくれたところに好感が持てました。
クゥの「すっと前から決まっていた」ではありませんが、
縁あって観ることの出来た作品。
観てよかったと思いました。


当日朝に強烈な黒雲と雷と雨振り。
この日映画を観たキッズらは東京タワーのシーンに
リアルさを感じることができたのかもしれません。