2007年12月6日木曜日

十三の眼 視聴

1,000円なのでワンコインではないけど、
日本名作映画集にいわゆる「批評家好み」な名作以外の
バリエーションが増えました。
片岡千恵蔵主演多羅尾伴内シリーズ2作目の「十三の眼」

1947年の作品。昭和で云うと22年。皇紀2607年
この年の主な出来事は
日本国憲法施行
第1特別国会召集
いわゆる終戦より2年目。

物資が不足している世情を反映したエピソードもあり、
映し出される当時の風景・風俗は昭和レトロ好きにもおすすめ。
後年のシリーズみたいなパターンが確立してはいないけれども、それが返って新鮮。

怪盗紳士であった藤村大造を捕らえ、真人間に更正させた恩師の刑事が殉職。
その犯人逮捕に立ち上がる藤村大造こと多羅尾伴内。
当節話題の「引き寄せの法則」を使いまくって、事件と黒幕を追い詰める。
楽しい。
馬鹿馬鹿しいけど楽しい。
観ているこっちを楽しませる映画はいいものです。